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写真デイズ〜好きなこと〜

写真は独学で撮っています。写真が好きだから、好きなこと発信ブログ。

【ネタバレあり】薮田修身写真展「BLACK BOX」の感想

薮田修身写真展

「BLACK BOX−unpainted face of Mr.Children−」

渋谷パルコ1 パルコギャラリー

【ネタバレします】

f:id:photo-fmichiyo:20150614200625j:plain

 

ギャラリートークで薮田さんが、「ファンとミスチルを驚かせたい」と写真展の案内にも写真を載せなかったと言ってました。

その気持ちわかります。

私は、まっさらな気持ちで見に行ってよかったと思ったので【ネタバレ】と表記しておきます。

私の視点は、ミスチルファンではなく、写真を撮る者としてです。

2006年と2007年のapbankに参加してミスチルのライブを見たことがあります。

好きな曲ももちろんあります。

 

渋谷は明日6/15で終わりですが、この後も全国のパルコで開催されます。

スケジュールはこちら↓

blackbox-osamiyabuta.com

 

 

受付で入場料を払って

黒いカーテンを開けて中に入ると黒い空間。

ここで心臓がキュッとなるなんとも言えない緊張感。 

この先にどんな景色が待っているのか。

「BLACK BOX」

という明かりに向かって歩いていき

再び黒いカーテンを開けると

白い明るい空間にたくさんの写真。

 

大小様々な大きさの写真パネル。

高さもバラバラに配置。

おー私も個展で高さバラバラの配置やった!!それも嬉しかったです。

 

そして、すぐに正方形の箱が吊るされてる。

箱の外側にも写真が貼られてるけど

中を覗くと

どこかの会場でライブのリハーサル中の桜井さんと目が合う。

笑顔ではなくふとしたカメラ目線のその表情にドキッとした。

一番最初に心を掴まれました。

4個の吊るされた箱を覗くとメンバーのワンショット。

自分がその場にいるような錯覚になった絶妙な距離感を感じる写真。

 

たくさん展示されてる写真は

本番のステージ写真より、オフステージの写真が多い。

そしてとにかく、カメラ目線が多い。

薮田さんは、ポーズを要求してないと言っていたから

薮田さんが楽屋、ステージ袖、いつもそばにいて写真を撮ってるのが当然な現場なんでしょう。

カメラを見てる笑顔は、きっとカメラを構えた薮田さんに気づいて笑いかけるような。

「撮って」とポーズをするようなそんな瞬間なんだろうか。

被写体とカメラマンの信頼関係が伝わってくる写真。

 

私は、よく写真を撮るときは存在を消したいと思っていたけど、それってどっか違うんだなって気づきました。

もちろん、存在を消すのが大事な時もあります。

 

展示写真の中には、

ピントがミスチルじゃなくてスタッフに合ってる写真。

微妙に水平が傾いてる写真。

暗いステージ袖で動きぶれをしてる写真。

「とっさに撮ったのかな?」

と思ってたけど、

次第に「迷いがない」んだと気づきました。

でもそれらの写真は、メンバーの表情だけでなく周りにいるスタッフの表情や空間も絶妙で、それらも写真が語っててベストショットでした。

 

薮田さんがギャラリートークでも言っていました。

「迷わない。ピントが来るのを待ってると終わってるんです。」

そう。

ピントが来るのを待ってたり

「あ!!」って思った時には終わってるのは、山ほど経験してます。

それでも「迷い」が増幅されていった私には

気持ちがすっと軽くなった写真と言葉でした。

 

写真はパネルで、壁面にランダムに貼られてました。

床面ギリギリの位置、上の方、目線の高さいろいろ。

サイズも様々。

ライブ会場楽屋の廊下で、椅子に楽器を持って座ってるメンバーの写真。

床面ギリギリにあり、自分が立ってる位置の先にメンバーがいるような。廊下に自分が立ってるような錯覚をしました。

 

離れて見たり、近くで見たりするとランダムに貼られた写真は違う見え方がして全く飽きない空間でした。

 

このレイアウトはアートディレクター山本知香子さんが携わっていて、なるほど、ランダムだけど絶妙な配置でした。

 

スタジオでの姿

ステージ袖の表情(演奏前、演奏後)

アリーナやドーム等ライブ前のリハーサル風景。

ap bankや各フェス、スタジアム等の空の下でのステージ裏の様子やリハーサル風景

打ち上げの写真

 

本番前の緊張感、土砂降りの雨の中で演奏してる、そんな姿には泣きそうにもなりました。

最後の一枚は、ステージの上の4人が肩を組んでる後ろ姿。

表情がなくても伝わる、これからも続いて行くことを表現してる写真。

 

いろいろな表情があって、いろんな姿があって、微笑ましかったり、ドキドキしたり、伝わってくる写真に興奮状態でした。

2日連続で行きましたが、スタッフの人を捕まえて感想を言いたいくらいウズウズしていたのを解消してくれたのが、

一個前の【ネタバレなし】のブログを読んで写真展を知って行くと言った友達。

私も一緒に行って写真のこと語りたいと思って、結果3日連続行きました。

ライブが好きで写真を撮る友達なので、いろいろ話しながら見ることが出来て本当によかった。

友達も一緒に見れてよかったと言っていて、それぞれに抱えてる「迷い」から何かが見えたようでした。

 

薮田さんが2004年シフクノオトツアーが終わったら終わりと思っていたら「次も来るでしょ?」とJENさんから言われたそうです。

それから11年間、撮り続けたライブ200本を超えているそうです。

 

私は、写真を始めてまだ3年。

こんな写真を撮り続けられるようになろう。

こんな写真展をし続けられるようになろう。