写真を素材から作品へ
写真は素材だなといつも思います。
撮った瞬間、そのとき見えた景色、感じた空気感を
もう一歩表現するところまでが素材。
撮ったそのままが良いときももちろんあるけど、
明るさが足りなかったり、
逆光だったり、
青っぽいとか赤っぽいとかの色温度を微調整したりして素材にします。
展示作品にするときには
さらにどんな世界にしようか
写真を調整していきます。
「ONE WAY」の作品は、
ライブハウスの照明の当たってる部分を強調するために影を落としていきました。
結果、影が強調されてめっちゃかっこいい写真になりました。
そして、メインの写真はマット紙という無光沢の用紙にしたので、
より落ち着いた雰囲気を出しています。
A3サイズにプリントしフレームとの間のマットを広めにしました。
そのため、展示できる点数が少ないから、パネルにしたかったかも・・・
と思ったけど引き返せないから、初志貫徹。
結果、フレームを使ったことで、一点ずつの写真が際立って
より黒が引き立った思います。
今まではネタバレを気にしたりもしましたが、今回は全然気にしてません。
友達も気にしてくれたりしましたが、ばんばん上げてもらってます。
写メしたものと実際に見るのは違って
私が画像でネットにあげても実際に見るのものはやっぱり違うものだなと思ったんです。
階段に展示した、懐かしの2014年の作品。
7㎜のハレパネは反ってない。素晴らしい〜。
2Lの直貼り。一回も落ちる事なく保たれてます。
写真の魅力も改めて感じました。
ライブ映像も大好きで、写真って映像に比べたら物足りなさがあるんじゃないか。
って思っていましたが、
今回、自分で作品にしてみて写真は、別の表現で伝達手段で魅力があるものだなと確信しました。
いろいろ気付けたことが多かった写真展「ONE WAY」を振り返ってみました。
相変わらず、写真は撮りたくてカメラ持ち歩いてる割に撮ってないなあ。
影の強いモノクロを作り続けていたから、
柔らかい光の彩度の低い写真が撮りたくなったり
カラフルな写真も撮りたくなったり
でもモノクロももちろん
何でもありな感じなのか。。。